第4回で紹介するのは、「県立国府台高校」です。第2学区にある県立高校で、文化祭の盛り上がり方は県内TOPクラスだと言えるでしょう。一般的に想起される「キラキラした高校生活」を考えている方は、是非参考にしてください!
<県立国府台高校について>
- 特徴:なんといっても文化祭が盛り上がります。3年生は出し物として全クラス演劇を行うという伝統があり、1年近くかけて準備をするそうです。また、部活動は書道部が全国クラスの実力があるようですが、一方で体育会系の部活はそこまで強くなさそうです。勉強に関しては、学力向上・キャリア教育に力を入れており、希望者は進学補講を受講したり、地域の大学(千葉大学等)と連携して授業を行ったりしているようです。
- 目標内申点:受験者の内申分布を分析すると、3年間の内申点が「103〜113」の受験者が最も多く、その合格率はどれも60%を超えています。入試本番の得点はもちろん大事ですが、ボランティア活動や生徒会活動、各種検定なども合否判定に影響を及ぼすようです。なお、データとしては3年間の合計内申点が「123」以上の人は全員合格しており、「93」以下の人は合格することが難しいようです。
- 環境:最寄駅は京成電鉄本線の国府台駅です。京成電鉄から学校までは徒歩15分ほどですが、道中は長い坂道が続いており、夏場は通学がかなり大変なのではないでしょうか。また、伝統的な学校でもあるので校舎は古く、グラウンドは県内で2番目に狭いそうです。学校の先生は勉強熱心なので質問対応等を丁寧にしてくれるようですが、自分からアクションを起こす必要があるという意見が大多数でした。周りに遊べる場所はないようです。
- 筆者のコメント:いろいろと調べたところ、同レベルの県立高校よりも指定校推薦の枠が多く用意されていることがわかりました。GMARCHレベルの大学に指定校推薦で入学できることは、多くの高校生にとって嬉しいことだと思います。特に、大学入試制度変更が決定している現状では、指定校推薦が入試制度の中で大きな鍵を握っていると私は考えています。こういったことからも、倍率が上昇するかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。この高校は、高校生活3年間を楽しみながら努力を継続できる生徒にとって、最高の環境であると私は感じました。最後に述べた指定校推薦の枠が用意されていること、学校の雰囲気が明るく、イベントごとに積極的なことなどからも、明るく楽しい3年間を過ごしたい学生にお勧めできる学校なのではないでしょうか。ちなみに、筆者が文化祭に参加した際は、あまりの熱気に学生に戻りたくなってしまいました(笑)
次回は、「県立津田沼高校」をご紹介しようと思います。近年倍率が急上昇し、再度人気が出てきた高校です!どうぞお楽しみに!