新型コロナウイルスで学校がない今だからこそ確認したい、家庭学習のコツ

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「勉強しなさい」という声かけを今すぐ辞めること

ドキッとされた方もいるかもしれません(笑)
勉強をせず、スマホの画面と睨めっこしている子供を見ると、つい言ってしまいますよね。しかし、この声かけで勉強に向き合う子供は少ないのではないでしょうか。
理由は、「勉強する」という抽象的な言葉からイメージを広げ、具体に落とし込むだけの経験が不足しているからです。言い換えれば、勉強しなさいと言われても、何をすれば良いかイメージできないのです。したがって、この声かけは家庭学習につながる行動とは言えません。

子供と対話する時間を設けること

では、家庭学習につながる行動とは、一体何なのでしょうか。私は、「子供と対話する時間を設けること」だと考えています。
子供たちは普段、学校生活という決められたスケジュールの中で生活を送っています。しかし、コロナウイルスの影響で学校が休校となり、突如学習スケジュールを自分で立てなければならない状況に陥ったわけです。右も左も分からない、ましてや勉強をしたくないと考えている子供たちに家庭学習をしてもらうためには、やるべきことを一緒に整理する時間を設けてあげる必要があります。勉強の必要性を理解している大人が、勉強の必要性を十分理解していない子供たちに寄り添い、助けてあげる姿勢を見せてあげることが、家庭学習のきっかけになるはずです。

話の中に、具体的な内容を盛り込むこと

ここまで、「勉強しなさい」という抽象的な声かけは子供にとって難しいこと、そして子供に寄り添い、一緒に家庭学習について考える時間を設ける必要性についてお話してきました。最後に、話をする際の注意点を記したいと思います。
話し合いをする際、注意すべきことは、一言で言えば「具体的な内容を決める」ということです。特に「なぜ」「どのように」「何を」「いつ」やるのかということに言及すると良いでしょう。ルールを決め、勉強ができる環境を構築することが、家庭学習を始める際に必要な準備だと思います。

家庭学習を始める際の切り口として、本記事を読まれている皆様のお役に立つことができれば幸いです。

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